なぜ不安になるのか

企業に就職して、その企業で働くというのが一般的な考え方だろう。
だが近年では働き方も多様化しており、一概に雇用先で働くとは限らない。

特にシステムエンジニアの場合は、企業から客先に常駐として配属されることがある。
仕事内容はエンジニアとして変わらないが、客先常駐と呼ばれるこの働き方は、文字通り客先や顧客の企業に出向する形で働くことになる。
給料などは雇用している企業からの支給になり、有給休暇や保険などといった福利厚生に関わる部分も雇用している企業からになるが、勤務時間、出退勤などは出向先の企業に準じることになる。
つまり有給休暇を取得しようと考えた場合、まずは出向先の企業、つまり客先の許可や判断が必要になるのだ。
客先が許可していることを、雇用している企業が却下することは少ないが、それも必ずとは断言できない所が客先常駐で働くシステムエンジニアの難しいポイントだ。
客先が年中営業している場合、代わりのシステムエンジニアを代わりに出向させなくてはならないこともある。
これらの取り決めは企業と企業の中で取り交わされていますので、一概には言えない。
また、将来に対する不安もある。
出向先でキャリアやスキルをどれだけ上げることが可能なのか、と考えると難しいかもしれない。
職歴に書くことができるような仕事内容であれば良いが、中には企業名を出すことも仕事内容も守秘義務とされていることがあるからだ。
これではいくら働いていても、次のステップアップに役立つとは言い難い。
そのため客先常駐として働いている人は、少しでも早くこの状況から脱出しようと考えるようになる。
給料や待遇だけではなく、自分の将来にどう影響をしてくるのかを見極める必要があるだろう。